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[由々しき事態]ついに6000件オーバーで2024年の盗難車被害が激増!! 税関で被害勃発!! 最新耳にする[目玉抜き]ってナニ?

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 コロナ禍以降減少傾向にあった自動車盗難だが、収束後は再び増加気味に。さらに2024年に起こった件数は6000件を超えてしまった。なぜこのような事態を招いたしまっているのか。また最近の盗難手口は? 【画像ギャラリー】30系アルファードなのに車体番号は20!?最新盗難手口が恐ろしすぎる(6枚)  文:加藤久美子/写真:加藤博人、AdobeStock

2024年の自動車盗難認知件数は6080件

 自動車盗難の認知件数は2002年の6万をピークに車両への盗難防止年々、減り続けてきた。  しかし、コロナ禍によって来日する外国人が大幅に減った2021年(5182件)を底に、その後は2022年5734件、2023年5762件、そして2024年は前年+318件で6080件となり、ついに6000件を超えてしまった。  この1年の傾向としては中古車店や新車ディーラー、成田空港民間駐車場などから手あたり次第盗む大量窃盗が増える傾向にある。  これまで明らかになっている大量窃盗(4〜10台以上)に関する報道を見ても、ベトナム人による窃盗が圧倒的に多いことがわかっている。  しかし、そのいっぽうで外国に密輸される直前に税関で発見される台数が激増していることが分かった。  自動車盗難撲滅の活動に積極的な国民民主党浜口誠参議院議員の調べで2024年に全国の税関で発見された盗難車の台数が前年5台に対して24台と激増していることが明らかになったのだ。  盗難車に関しては長年、ザル検査が続いていたが2024年は盗難車密輸の検査が厳格化されたのだろう。いっきに乗用車だけで5倍近い発見となった。  令和6年は前年に比べて乗用車5→24台、ダンプ等貨物車1→1台、バイク3→4台と乗用車が圧倒的に増えている。  20台を超えたのは平成21年の41台以来実に15年ぶりである。直近10年間の平均は年間5台以下と悲惨な台数だった。もちろんこれは一か所の港ではなく全国の港の合計台数である。  日本で盗難された車両はそのほとんどが海外に密輸出される。主たる輸出方法は、ヤードなどに持ち込んで解体し、港に運んでコンテナに詰めて中古自動車部品として輸出する方法だ。  もちろん、アシがつかないよう車台番号やエンジン番号などは切除される。また、解体せず「丸車」(車の形をした状態)の状態で国外に運ばれることもある。

中古車を国外に輸出する方法は主に2つ

 中古車を海外に船を使って輸出するには大きくわけて2つの方法がある。 (1) RO-RO船  RO-ROとは、「ロール・オン」「ロール・オフ」の意味で自走で船に積みこんで目的地に到着したら同じように自走で降ろす方法だ。  積み込みの際には輸出抹消登録や車検証などの書類が必須で1台1台、クルマの車台番号と書類を照合するなどの検査が税関職員によって行われる。  なお、警察が被害者から盗難届を受理すると、遅くとも翌日までには車検証のデータに情報が掲載されるため、盗難車をRO-RO船で国外に出すことは非常に困難だ。  (2) コンテナ船  盗難車の密輸に多いのがコンテナに詰める方法だ。一緒に自動車パーツなども積むことができるのでコスト的にもリーズナブルだ。  コンテナの場合も申告内容に不正がないか当然調べるわけだが、細かいパーツなども含まれるとなるとすべてを一つ一つ確認することは物理的に困難である。  また、検査を終えたあとでこっそり中身を入れ替えて船に積むこともある。外からは中身がわかりにくいのがコンテナ輸出の難点である。

コンテナの中はどうやって検査をしているのか?

 コンテナに積まれた荷物の状況は開披して行うこともあるが、非常に時間がかかるため一般的にはコンテナごと検査できる大型X線装置が使われる。  大型X線検査装置は全国の港に15基配備されており、これなら約10分という短時間で内容物の検査ができるが全数検査ではなくごく一部となる。  国交省の発表によると2023年1年間で日本全国の港で扱われるコンテナの総数は1731万7460TEU(長さ20フィートのコンテナ1本を1TEU、40フィートは2本としてカウント)にも及ぶ。  輸出と輸入の数はほぼ同じ数だが輸出よりも日本に入るコンテナを優先的に検査する傾向もある。  そこで大型X線検査の対象は、実績がまだ少ない新規の輸出業者過去に不正輸出などの問題を起こした輸出業者が中心となる。  関係者によると、の場合もわざと締め切り時間ギリギリに港にコンテナを入れるなどして検査を逃れる(業界用語で「カット」という)悪質な業者も存在するとのこと。

近年とくにアルファードで増えている「目玉抜き」とは?

 近年、盗難車を解体することなく「丸車」で出す手口のひとつに「目玉抜き」という方法がある。同じカタチをした別の車体から切り取った車台番号を貼り換えることで、特にその手法が多いのがアルファードである。  アルファードは2023年の車名別盗難認知件数ランキングの堂々1位でこの年は年間702台が盗難されている。  アルファードの場合、実は2代目となる20系と3代目の30系では車内の車台番号が刻印されている位置がいずれも運転席のシート下で形状もほぼ同じ。  なので、過走行や大破車両含めて市場価値の低い20系から車台番号だけを切り取って30系に移植して海外に出されるケースも少なからず存在している。  また、最近ではそれら目玉抜き車両が税関で発覚するケースが増えたのか、国内で流通することも珍しくない。  筆者も実車を確認しているが、クルマじたいは走行距離3万kmの30アルファードだが車体番号は20系に貼り換えられて(車検証なども20)、車体番号などの情報が刻印されたコーションプレートやメーカー保証書は撤去されたアルファードが裏ルートで売買されていることがわかっている。  盗難が多いアルファード、ランドクルーザープラド/250/300、レクサスLX/RXなどのオーナーは社外セキュリティをつけるなど自衛をしっかりして欲しい。  また、逆に盗難車が国内で流通する例も増えているので個人売買で入手した30系アルファードなどは車台番号や車検証の記載内容に不審な点がないか事前にしっかり調べるべし!

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