x

newsニュース

高級車「アルファード」盗難未遂事件 防犯カメラに一部始終 特殊な機器を使った犯行か 大阪(2025年5月13日掲載)

ニュース

高級車を狙った窃盗未遂事件。防犯カメラが犯行の一部始終をとらえていました。

 被害にあった男性
 「心境はもう無我夢中でしたけど」
 「『こらー!待たんかいっ!』と言って走ったと思います」

 事件が起きたのは大阪市西成区の住宅。今月8日、あたりが静まり返った午前2時半ごろ、1台の車が家の前に止まり、帽子をかぶり顔を隠した人物らが画面左下の車を物色し始めます。ボンネットにかかっていたシートを外すと、何かをつかって、左の前の部分をいじります。途中、家の防犯ライトが光ったり、防犯センサーの音が何度も鳴ったりしますが、おまかいなしに作業を続けていきます。するとその直後…

 物音に気づいた住人の男性が棒状の懐中電灯を持って玄関から出てくると、3人は一目散に車の中へ。しかし、焦っていたのか、2人は車に乗れず走って逃げていきます。そのまま追いかけていく男性。

 離れた場所で2人が再び車に乗り込もうとしますが、男性が迫っていたため、結局走って別方向に逃げていきました。

 被害にあった男性
 「僕ら寝ていたんです。そしたら、やたらこの防犯カメラのセンサーが鳴るんですよ。もしかしたら泥棒?まさかと思いながら(家から)出たわけです。これ(センサー)があったからわかった」

 狙われたのは、住宅に止めてあった高級車の「アルファード」。

 車は前のバンパー部分がこじ開けられていたということで、捜査関係者によると、近年相次ぐ「キャンインベーダー」と呼ばれる特殊な機器を使った犯行とみられています。

 「キャンインベーダー」は、車の制御をつかさどる「CAN」という通信システムに侵入して乗っ取る、モバイルバッテリーほどの大きさの機器。車体の隙間から車の通信システムにつながる配線とキャンインベーダーをつなぐと―。

 (木村智子 記者)
 「エンジンがかかりました。ここまでたったの1分40秒です。一瞬の作業でした」

 カギがなくてもドアを開けて、エンジンもかけられるということです。対策としては防犯センサーやハンドルロックなどを二重、三重でおこなうことが大事だということです。

 被害にあった男性
 「心境はもう無我夢中でしたけど、ちょっと恐怖は感じましたね。やっぱり(相手が)複数いるし。あんまり離れるのもあれやから戻ってきた」

 警察は車の窃盗未遂事件として、逃げた人物らの行方を追っています。

出典元:YTV NEWS NNN

CONTACT USお問合せ

カーセキュリティ協会へのお問合せにつきましては下記フォームよりお問い合わせください。
内容の確認後、当協会の担当者からご連絡いたします。
※メディア取材の申込もこちらより、お問合せください。