
昨今、テレビニュースで自動車盗難に関する報道をご覧になった方も多いかと思います。
便利なスマートキーを狙った「リレーアタック」、リレーアタックの進化版!?の「コードグラバー※1」などなど。
盗まれやすいお車としては、レクサス、ランクル、アルファード、ヴェルファイア、プリウス、ハイエース、スカイラインGT-Rやインプレッサなどのスポーツカーなどです。
※自動車盗難情報局調べ
ニュースをご覧になっても以下のような感想を思う方がほとんどです。
- 車庫に入れてあるから安心
- 私の乗っている車は、盗まれる車ではないから関係ない
- 防犯カメラがあるから警察に通報すればすぐに戻ってくる
- 車両保険に入ってるから問題ない
- 古い車だから盗まれない
しかしながらカーセキュリティショップに施工を頼まれる方のほとんどが一度、被害にあってしまった方とのこと。
運悪く被害にあってしまった方の中でも2度盗まれ3台目でやっとカーセキュリティの施工をした方もいるそうです。
では、上記の感想に対して、なぜ社外カーセキュリティが必要なのか?という理由を5つ述べていきます。
理由その1
車庫に入れるだけでは不十分
車庫に入れてあるから安心とお考えになるのは間違いではありません。誰もが安心安全と思うでしょう。
しかし窃盗犯はその心理を利用し車庫から盗みだしてしまいます。
車庫の中の方が誰からも見られることなく安心して作業が進められるとのことです。
また車庫のカギは自動車に比べ簡単に解除することが可能とのことです。
盗難までの時間を稼ぐことはできますが、愛車を守るためには車庫のみでは不十分といえるでしょう。
理由その2
車上荒らしの被害は全ての車に当てはまる
盗まれやすい車に乗ってないから関係ないと思われる方も多いと思います。
確かに上記のように盗まれやすい車というのはありますが、すべての車に当てはまる被害は車上荒らしです。
車内に荷物を置いておくと被害に合いやすくなります。
盗まれにくい車でも車上荒らしなどの被害にあうこともあるので、社外カーセキュリティの必要性はあります。
理由その3
防犯カメラがあっても見つかる可能性は低い
あなたの車が実際に盗まれてしまい犯人が防犯カメラに映っていたとします。
警察に通報すればすぐに戻ってくると思うでしょう。
残念ながらその可能性は低いです。
盗まれてから通報までの時間にもよりますが、6時間経過していれば車が返ってくる可能性は0に近いです。
また防犯カメラは有線、無線に限らず無効にされてしまうケースも報告されております。
特殊な事例によっては見つかる可能性は上がりますが、こちらでは申し上げることはできません。
もちろん防犯カメラでも抑止効果はありますので、全く意味がないわけではありません。
理由その4
車両保険に入っていても・・・
車両保険に入ってるから自分は問題ないと考える方もたくさんいらっしゃいます。
もしご加入であれば被害にあった場合、早急にご加入の保険会社へ連絡をすることをオススメいたします。ただお車の状態などによっては、その時の中古市場価格程度のお支払いになるでしょう。
イモビライザーが付いているのに盗まれるわけがないと保険会社に言われ、保険金が全く支払われないケースも過去にありました。
高い車両保険を払っていたのに全く支払われない事は本末転倒です。
社外カーセキュリティが付いていれば盗まれる確率は格段に下がります。
理由その5
古い車でも狙われている
自分の車は古いから盗まれない、とは言いきれません。車種によっては盗まれる確率が大変高いお車もございます。
日本を代表するスポーツカーである日産スカイラインGT-Rは海外での人気が非常に高く、窃盗団の標的になりやすいです。
32GT-R、33GT-R、34GT-R、35GT-R(現行モデル)がありますが、一番古い32GT-Rが最も狙われやすいです。
古い軽バンなどもアフリカで人気があるので、古い車でも盗難被害に遭う可能性が充分にあると考えておいた方が良いでしょう。
※1
コードグラバーでの盗難方法は未確認なことが多く現段階では不明です。
窃盗団から愛車を守るための対策
社外のカーセキュリティが必要な理由を述べましたが、「じゃあどうすればいいのか?」とお考えかと思います。
当協会としましては、誤報のない社外カーセキュリティをつけていただくのがよろしいかと思いますが、セキュリティを施工する人の施工技術によりバラつきが生じてしまうのが正直なところです。
以下の動画をご覧ください。
お判りでしょうか?
運転席、助手席を開けた時はサイレンが鳴りましたが、ボンネット、トランクを開けてもサイレンは鳴りません。また運転席のサイドウィンドウ、助手席のサイドウィンドウ、リアウィンドウを叩いても反応しません。
こちらの動画のお車のセキュリティは、非常に危険な状態です。
次は以下の動画をご覧ください。
先程の動画と比べていかがでしょうか?
しっかりと反応しているのがお分かりかと思います。
この様にカーセキュリティの種類、施工者の技術によって性能は大きく変わってしまいます。
また社外カーセキュリティで嫌われるのが誤報です。
カミナリなどで夜中にフルサイレンが鳴ってしまい、近所の方からクレームを言われることも多数あるようです。
サイレンが鳴らなくてはならない時に鳴らずに、鳴らなくてもいい時に鳴ってしまうのは非常に困ります。
よって、しっかりとしたカーセキュリティを選び、信頼のおけるショップでの施工が必要となります。
簡単にできる盗難対策
すぐに社外カーセキュリティの施工をお考えでなくとも日々の生活で気を付けることが重要です。
例えば以下になります。
- 車内にバッグなどは置かない
- スマートキーは節電モード(トヨタ車のみ)や遮断ポーチに入れる
- タイヤロックなどの物理ロックを取り付ける
- 防犯カメラ、ダミーカメラを取り付ける
- 車庫に入れ、物理ロックなどをかける
- コンビニなどに寄る場合、エンジンを止めロックする
防犯カメラは抑止効果にはなりますし、車庫に入れれば盗難までの時間を稼ぐことが可能です。
最後に・・・
我々は被害者の方にお会いすることも多々あります。
「もっと早くカーセキュリティの施工をしておけばよかった」
「せめて仕事道具だけでもいいから返してほしい」
「車だけではなく思い出まで失ってしまった」
「本当に許せない!」
などのお話をお聞きします。
盗難車ゼロというのがベストな状態ですが、それは非常に困難なことであり、やはり盗難される前の対策が非常に重要との結論に至りました。
社外カーセキュリティが必要な5つの理由を述べさせていただきましたが、盗まれやすいお車、古い車などに関係なく少しでも危機感を持っていただければ幸いと考えております。
また社外カーセキュリティにご興味を持っていただいた方は以下へご連絡をお願いします。
更に詳しいお話をさせていただく事も可能です。