盗難車が「普通の車」に!盗難高級車ロンダリングの実態!

「盗難車ロンダリング」の実態に詳しい人物:「車検証が発行された時点でもう『普通の車』と一緒ですから、『盗難車』が『普通の車』になっちゃう」
盗難車を普通の車へ。いわゆる「盗難車ロンダリング」の実態を知る人物はこう語ります。
今年2月、都内の中古車販売会社が海外に輸出販売する目的で車を購入。価格は約830万円でした。しかし、車をマレーシアに輸出しようとしたところ、なぜか同じ車体番号の車がすでに輸出されていたことが分かりました。

一体、なぜあり得ないことが起こったのか。その仕組みを解説すると、車にはナンバーとは別に1台1台を識別するための車体番号があります。犯罪グループは盗んだ車を売る前に盗難車とばれないように実在はするものの海外に輸出されて日本には登録のない車体番号に付け替えます。そして、国土交通省の検査を通って車検証が発行されれば盗難車が普通の車に生まれ変わるというわけです。
しかし、今回は車を入手した中古車販売業社がたまたま同じマレーシアに輸出しようとしたため、同じ車体番号の車があることが確認されて不正が発覚しました。
中古車販売業者に今回の車を売った男性を直撃すると・・・。
車検登録を行った高級車の前所有者:「中古車業界でいえば(私も)だまされた側ですよ。グルグル回っている。誰がどこでだましているか分からないです」
国交省も先月から全国で調査を開始。これまでに全国で20件の不正登録が判明し、国交省は19日午前、再輸入車の登録申請があった場合はすべて税関に確認するよう全国の運輸支局に通達しました。

【独自】“盗難高級車ロンダリング”その実態とは・・・

引用元:ANNnewsCH(テレビ朝日)

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